楽山楽水日記(Ⅱ)

仙台市出身、今は柏市に住んでいます。旅行や山歩き、山菜やきのこ採り、家庭菜園、釣りなど、楽隠居の日々を綴ります。

藤沢周平著「密謀」

2022年5月16日(月)
藤沢周平は郷里の作家、といっても隣県の山形県鶴岡市出身ですが、
これまで読んだ作品は「市塵」、「漆の実のみのる国」、「義民が駆ける」、「密謀」のみ、今回のGWに「密謀」を再読しました。2009年1月に次ぐ二度目です。


「密謀」は上杉景勝の執政、直江兼続が主人公の時代小説で、景勝主従と徳川家康との暗闘を描いた作品ですが、2016年8月に春日山城址を訪れた際に、中腹に直江山城守の屋敷跡があるのを確かめました。

藤沢周平作品は、「蝉しぐれ」、「花のあと」、「たそがれ清兵衛」、「隠し剣 鬼の爪」、「武士の一分」、「山桜」など、原作を映画化したもので見る方が多いです。😅

仙台三十三観音霊場巡り:第12、21、23番

2022年5月16日(月)
午後、菩提寺の大林寺にお墓参りに行った序でに、10ケ寺で中断していた仙台三十三観音霊場巡拝を再開。大林寺がある新寺通りには寺院が集中しています。
先ずは第12番札所の慈恩寺、ご本尊は聖観世音菩薩、御詠歌は「たちまよふやみぢになほや喜ばん光さし出づる月にむかへば」。

次いで、第21番札所の瑞雲寺、ご本尊は如意輪観世音菩薩、御詠歌は「いのりゐる心にかなふしるべとてしるしの雲は空にたなびく」。

最後に第23番札所の松音寺、ご本尊は如意輪観世音菩薩、御詠歌は「へだてなく遍く照らす山の端に出る朝日や松音の寺」。

3ヶ所の観音堂の前でお賽銭を納め、般若心経を唱えて、両親と弟の冥福を祈りました。

665. 半田山(桑折町)

2022年5月15日(日)、単独、歩程3時間、5.5km、11,500歩
先月登り損ねた半田山へ8:25出発。半田山自然公園をカーナビ目的地に設定すると75km、国道4号線をのんびり走る。

10:40桑折町半田山管理センター駐車場(標高440m)到着、山頂との標高差は420m。

久しぶりに登山靴を履き、熊避け鈴をリュックに着ける。道標に従い、キャンプ場を抜けて杉林の中をジグザグに登る。林床にはラショウモンカズラが咲き、

コゴミやイタドリ、フキなど山菜も多い。上部はアカマツ主体の雑木林、雪融け間もない東北の山はしっとりして何とも言えない。山躑躅も花盛り。

旧南登山道合流点を過ぎると車道に出合い、11:35山上駐車場(標高650m)に出る。

15~20台の駐車スペースがあり、3台車が止まっている。直ぐ先の四阿で一服、

人気の山と見えハイカーは多く、トレランで5往復する強者も居る。恐ろしげな熊出没注意看板が立つが、心配はなさそう。

そこから先は急坂、半田沼の青い湖面が樹間から望めるようになると、

長い平らな山頂頂稜の一端に出る。シラネアオイが数株咲いている。

山中にはヒメサユリの自生地もあるとのこと、自然豊かな山である。半田沼がハート型に見えるビューポイントを過ぎて、12:10山頂に着く。

広い山頂には、一等三角点(名称半田山、標高863m)があり、石祠が5基並ぶ。ベンチが3台、阿武隈山地の霊山(りょうぜん、805m)の眺めが良い。私と同年輩の地元の男性2人組と楽しく山菜やきのこ談義、又、メロンパンと生茶のランチ、ついのんびり時を過ごす。暑くもなく、寒くもなし、最高の季節。帰りは北登山道を下る。20人もの団体さんが上がって来る。北駐車場近くの四阿から少し藪漕ぎして、四等三角点(標高468.4m)の押池を訪ね、

14:00北駐車場、半田沼の湖畔を歩き、

14:15車に戻る。帰りも国道4号線を走り、16:55無事帰宅、本日の走行距離151km。

多賀城跡&あやめ園(多賀城市)

2022年5月14日(土)
多賀城市に住む妹の所で用事を済ませた後、特別史跡多賀城跡と隣接するあやめ園を訪ね息抜き。
2024年が多賀城開府1300年とのことで、只今南門(正門)の復元工事と一帯の整備中、社寺建築を得意とする松井建設㈱が受注している。

多賀城あやめ園は、今はあやめが申し訳程度にほんの少し咲いているだけ。

大部分を占める花菖蒲が咲くのは6月中旬らしく、1ヶ月のフライングでした。😅

ホウロクタケ

2022年5月13日(金)
智恵子の杜公園で出逢ったきのこは、サルノコシカケ科の硬質菌ホウロクタケのみ。


サルノコシカケ科のきのこは、私には同定出来ないものが大部分ですが、ホウロクタケは何故か分かります。😆

智恵子の杜公園(二本松市)

2022年5月13日(金)
今年2回目の帰省、一般道で仙台に向かう途中、二本松市高村智恵子の生家に立ち寄りました。何度も通う道ですが、初めてです。旧国道に面した智恵子の生家、すなわち復元された造り酒屋の「米屋」と、

裏庭に智恵子記念館が建っていますが、

今回は時間が遅いので見学をパス、裏山(鞍石山)に整備された智恵子の杜公園を散策しました。1994年の開園で、生家から鞍石山展望台へ続く道が「愛の小径」と名付けられ、尾根伝いに延びています。

地元の婦人に道を尋ね、小六稲荷神社から上がりました。

お参りしてから、拝殿の右奥に延びる小道を進むと間もなく愛の小径に合流、ふれあいの広場を経て直ぐに彫刻の丘に出ます。そこには郷土彫刻家の作品である「あかとき」(伊達市出身、神野忠和作)、

「陽光」(二本松市出身、杉内誠作)、

「茜(あかね)」、

「やまなみ」、

の婦人像が飾られています。その先がいよいよ「詩碑の丘」、高村光太郎智恵子抄の一節「樹下の二人」の詩碑が建ち、

傍らに片倉小十郎伝説の鞍掛石舊跡の碑が建っています。

二本松市の家並みは眺められますが智恵子の生家は?、今日は生憎の曇天、「あれが阿多多羅山、あの光るのが阿武隈川」も確とは分かりません。詩碑には「樹下の二人」のうち、「ここはあなたの生れたふるさと、あの小さな白壁の点点があなたのうちの酒庫。それでは足をのびのびと投げ出して、このがらんと晴れ渡った北国の木の香に満ちた空気を吸はう。あなたそのもののやうなこのひいやりと快い、すんなりと弾力ある雰囲気に肌を洗はう」の部分が刻まれています。その先の鞍石山墓地を過ぎ、一旦駐車場に降りて登り返すと、終点の展望台に着きます。

展望台中央の円筒から眺める「安達の本当の空」も今日は灰色、展望台に上ってみても安達太良山阿武隈山地は雲の中、阿武隈川もはっきりしません。残念、又出直します。帰りは正規の道、

稲荷八幡神社の参道を下りました。車に戻ったのは16:30、約1時間、2.5km、4500歩の散策でした。
(生家の写真のみ、5月19日に撮り直したもの、この日は快晴でした。)

家庭菜園(22-18)玉葱の吊るし干し

2022年5月12日(木)
ここ数日で収穫した黄玉ねぎは2個づつ縛って、菜園の花梨の木陰、雨の当たらない場所に吊るし干しにしています。

今年は玉ねぎが高いらしく、家内の友人5、6人にもお裾分けしましたが、珍しく好評だったようです。😆

家庭菜園(22-17)白イチゴ

2022年5月11日(水)
白い実が生る四季なりイチゴ(品種は多分、エンジェルエイト)の今季初収穫。6個、120g。

昨年苗を1株購入し、ランナーに生じた子苗を育てて株数を増やしたもの、今年は飽食とまではいきませんが、そこそこ採れそうです。😊
白いイチゴは紅くならないので、採り頃・食べ頃の判断が難しく、果実表面の種子が紅くなるのを目安にもいでおります。😅

2回めのフキ刈り

2022年5月10日(火)
4月19日に続き5月7日に二度めのフキ刈り。

今回の収穫は350g、本日、男の手料理で又きゃらぶきを作りました。😆

先日(8日)道の駅たまゆらの里おおたきでもフキが売られていましたが、小さな束が数百円、結構良い値段でした。

コシアブラのお浸し

2022年5月9日(月)
息子から送ってもらった山菜、タラの芽とハリギリ若芽は、殆どを天麩羅にして食べましたが、天麩羅はやや飽きたので、コシアブラは茹でてお浸し、鰹節と辛しマヨネーズ和えとにしてみました。

精油の香りが強過ぎて今一だったので、味の濃い胡麻汚しにするとsehr
gut、まずまず美味しくいただきました。😊

それでも、やはり、コシアブラは、天麩羅にして食べるのが一番です。😅

家庭菜園(22-16)赤玉ねぎ

2022年5月9日(月)
午前、畑へ行って赤玉葱の初収穫。品種はニューカルレッド、種の生産地は南アフリカで、販売は㈱アタリヤ農園です。

先ずは6個、辛みが少なく、生食用に最適です。😊

ヌメリツバタケ

2022年5月8日(日)
勝浦市の八幡岬公園で立ち枯れ(タブノキ?)にヌメリツバタケが出ているのを見つけました。2016年10月に筑波山で見て以来の久しぶりの出合いです。


食べられるきのこですが、今回は採取を見送りました。

八幡岬と官軍塚(勝浦市)

2022年5月8日(日)
今日はハスラーの慣らし運転のため、そして家内にも新車に慣れてもらう為、勝浦市の八幡岬まで長距離ドライブ。9:10出発、一般道の国道16号線国道297号線を走る。途中、ファミマ市原古市場店、道の駅たまゆらの里おおたきで休憩と運転交替、12:50八幡岬公園の駐車場到着。

一帯は1590年廃城となった勝浦城址、岬の遊歩道を進むと、勝浦湾と海中公園、鵜原理想郷の海岸線が望める。

先ずは岬の最高所に鎮座する八幡神社に参拝。

急な石段脇の立ち枯れに2箇所、ヌメリツバタケが出ている。又、トベラの木が矢鱈に多く、今は花盛り。

ウグイスの鳴き声は頻々、タブノキの若葉はまるで花と見間違えるほど紅い。

岬先端に建つ於萬の方(1577-1653年)銅像を見物、於萬の方は勝浦城主正木頼忠の娘、徳川家康の側室で、水戸光圀の祖母である。

また、展望台から断崖(ひらめきヶ丘)上に建つ勝浦灯台と、太平洋の雄大な眺めを楽しむ。

一旦駐車場に戻り、隧道をくぐって、断崖上の車道を灯台方面へ。道端にはノイバラやトキワツユクサの白花が咲く。

途中、八幡岬の全景が望めるView Pointがある。

14:00勝浦灯台大正6年初点灯)。門は施錠してあり構内に入ることはできないが、門扉に下がるプラケースに入ったQRコードスマホで読み込むと、灯台展望所からの海上や付近の景色を見ることができる。

灯台を後に官軍塚を訪ねる途中、左側に「日本海駆逐艦沖風殉難平和観音像慰霊碑建立の丘入口」の看板を見る。65段の急な石段を上ってみると、丘上にこじんまりした勝浦平和観音像が立っている。

太平洋戦争中の1943年1月9日、駆逐艦沖風は米軍潜水艦の魚雷攻撃により勝浦沖で沈没、その生き残りの方が1977年に私費で建立したもの、以来命日の1月10日に毎年、僧を招き観音像の前で亡くなった乗員の慰霊祭が行われているらしい。14:20官軍塚。明治二年(1869年)1月3日夜、函館鎮圧へ向かう官軍の熊本藩士が乗る米国汽船が、勝浦川津沖で暴風雨に遭い難破、その時の200余名の犠牲者を慰霊する碑は、川津港背後の丘の上に建つ。

碑の周りは園地として整備され、展望台、四阿があり、斎藤茂吉の歌碑が建つ。
官軍塚でUターン、帰りは浜勝浦の集落を抜けて、植村記念公園に立ち寄り勝浦湾と勝浦漁港を眺める。公園には与謝野晶子の詩碑「おお美しい勝浦、・・以下略」が建ち、その近くに四等三角点(名称:勝浦、標高39.5m)が置かれている。


15:25車に戻る。約10,000歩、5.2km、2時間半の散策、良いコースでした。

帰りも一般道を走って、道の駅たまゆらの里おおたき、ファミマ市原八幡浦店で休憩と運転交替、19:00無事帰宅。走行距離は210kmでした。

家庭菜園(22-15)物々交換

2022年5月7日(土)
家庭菜園の隣の畑のKさんにキヌサヤを進呈したら、お返しにチンゲン菜をいただきました。

時々、お互いに作っていない野菜を物々交換しています。こうすると、狭い家庭菜園でも多種類の無農薬栽培野菜を食べる事ができます。😊
今は、キヌサヤに加え、イチゴが毎日500gほど取れます。

また、黄玉葱も収穫最盛期を迎えています。

ジョルジュ デュブッフ ボジョレー・ヴィラージュ ヌーヴォー 2021

2022年5月6日(金)
最近開栓したワインは、ボジョレーヌーヴォー2021。何で今頃?、正解は、昨秋、売れ残った値下げ品を家内が近所のスーパーで購入してきたもの、飲むのを忘れていました。😅

フランスからわざわざ空輸で届けられた新酒ワインも今頃飲まれては台無し、余り美味しくありません。
そう言えば2010年4月、ウィーン郊外ハイリゲンシュタットのベートーベンの小道を散策した後、

近くのホイリゲ(ワイン酒場)で飲んだ新酒ワインが美味しかった事、懐かしく思い出します。